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そこで早速、昨夜、バッドエンドを見るためにゲームを再開致しました。
つーても4周目を開始したわけではなく、ラロヘンガ出現時でセーブしてあるトコからやり始めたんですが。
バッドエンドへの分岐……。
きっとサイナス攻略の直前に出てくる選択肢で間に合うはずと思って、ラロヘンガ出現のセーブデータから始めたんですが、もしももっと前からフラグ立てとかないと、サイナス入りの前の選択肢でどっちを選んでも、その場にいる誰か(主にリウくんとか)に止められたりするんじゃないかと思って、かなりビクビクしてたんですが、
だけど結局、アトリくんがやってきて、“一なる王”を倒す方法を教えてくれた後、この方法に関する会話に出る選択の、どっちを選ぼうと、最終的にサイナス入りの時の選択のみで、グッドエンドかバッドエンドかが決定されるみたいです。
そんなこんなで、無事にバッドエンドも見られました。
バッドエンドを見るのに、“無事”っていうのも、なんとなくアレなものを感じますけどね(^^;)
さて、そのバッドエンドですが……
ゾッとしました。
グッドエンドの場合の流れで言うなら、“一なる王の像”になった“しるべの塔”の4階(だったかな?)にあった石版を見ての主人公の独り言、その後は“一なる王”を倒した後に流れるアニメで、“一なる王”が自ら語る内容で、
遡れば、ゼノアさん出現時の主人公とのやりとり──初めて約束の石版を見て、「墓石?」って言った主人公に対するゼノアさんのセリフから仄めかされてた事だけに、バッドエンドの場合って、多分……、とは思ってましたけど、それを実際に見てしまうと、そーとーゾッとするものありましたね……。
帝国消滅の時も、別の世界の出現があると、元々そこにあったものは最初からなかった事になってしまう、という設定が明らかにされて、
だったら、ベルフレイドが融合する世界の出現場所をどこかと故意に重ならせて、そのどこかを消滅させてしまう可能性もあるわけだ、と思ってたけど、まさかゲーム中でホントにやるとは思ってなかったので、砂漠と化した帝国を見た時は、本気で愕然としたものですが(しかも帝国で生き残ってたのは、その時たまたまサルサビルにいた人たちだけだった事を知って、更に茫然とした)、
バッドエンドの主人公にも、そうなんじゃないかと予想はしてたものの、ホントにゾッとしましてね……。
素で怖かったですよ、一なる王になってしまった主人公……。
何にゾッとしたって、いつだって元気いっぱいで、あれだけ感情豊かだった子が、一瞬で、その豊かな感情を失ってしまったというところですね……。
なんかホント、もうこれ以上のものはないってくらいのバッドエンドでしたわ……。
で、そのバッドエンドを見た瞬間、思わず、このバッドエンドの“怖さ”の為にも、ティアクライスの主人公は、ああまで元気に明るく、積極的な子として、活き活きと描かれる必要があったのではないか、と……。
少なくとも、従来の受動的な主人公では、あの怖さは出なかったと思います。
そして、次に気になったのが、主人公が戦った“一なる王”って誰だったか、という事でして。
あの“一なる王”、オープニングアニメの人かな……って思ったんですが。
1周目、初めてオープニングアニメを見て、そんでもってゲームが始まって主人公が登場した時、オープニングに出てきた天魁星(ですよね)と、最後に残った他の3人が、主人公とシトロ村の幼馴染みさんたちとソックリなんで、フツーに、ティアクライスって過去世で“一なる王”と戦って敗れた人たちが転生して、再度“一なる王”に挑んで、今度は見事勝つ話(じゃないとゲームとして成立しない)なんだな、と思ったんですよね。
で、生まれ変わった世界では、そんな過去世の事なんて忘れて暮らしてるんだけど、書を見付けた事が切っ掛けで自分たちの過去世を思い出し、同じく生まれ変わってきてる他の宿星の人たちの記憶を呼び戻しつつ、再度仲間として集めていって──みたいな。
ま、ありがちな話ですね(^^;)
そんなこんなの推測から、主人公が“輝ける遺志の書”を見付けた遺跡ってのは、どうしたわけかえらく時間間隔がズレ込んで出現した、要するに主人公たちが過去世で戦っていた戦場そのもので、主人公は、自らの過去世であるとは知らずに、書の記憶を見る(そして自分が過去、何をなそうとした誰であったかを思い出す)、と。
──けど、主人公が“輝ける遺志の書”の中に見た人物が、オープニングアニメの人物とはどう見ても別人っぽい事に、あれ? と。
つー事は、遺跡にあった書ってのは、オープニングアニメで“一なる王”と戦ってた主人公たちのソックリさんたち(年齢は主人公たちより全員年上っぽかったですけど)が残したものじゃないのかな、と思いまして。
しかもそのうち、アトリくんが、アトリくんの“あの人”(本拠地となったお城にいた人。=“輝ける遺志の書”を真正なる一書としていた世界の人。その世界での天魁星?)が、主人公のお父さんではないかと仄めかすし、その後はその後で、ラジム村長がアトリくんの仄めかしを裏付けるような事を言うし。
となると、やはり主人公が見付けて、その後肌身離さず持っていた“輝ける遺志の書”の中にいた人ってのは、これはもう間違いなく主人公のお父さん(仮)で、つまり主人公は、城の中になぜか置いてあった空色の鎧といいアトリくんから譲られた剣といい、それとは知らずに、父の遺志と遺品を常に携え身に付けて、父が果たせなかった事を果たしたという事になるんですよね。(グッドエンドの場合はですが)
ちなみに、ジェイルには小さいらしい、書の中の人とお揃いの空色の鎧ですが、あれはアトリくんの“あの人”が、生き別れた我が子を偲び、生きていれば同じ年頃のアトリくんの寸法であつらえたものだと思う事にしてます。
何事もなければアトリくんと会った時にでも渡すつもりで作った鎧だったというのでも良いし、元々アトリくんに渡すつもりもなく、ただ本当に、生死も不明の我が子の為に作ったのでもいいんですけどね。
ああでも、アトリくんに剣を譲っているくらいだから、自分たちと同じく“一なる王”と戦う事になってしまったアトリくんに先に剣だけを渡して、その後、剣と揃いであつらえた(←超希望)鎧を渡すつもりだったっていうんでも良いかなー。(剣を先に渡したのは、鎧はその時まだ出来てなかったからだとかで)
我が子とは赤ん坊の時に生き別れてしまったからさー、我が子と同じ年頃で、しかも自分と同じ敵と戦う事になった子に、アトリくんの“あの人”、何かしてあげたかったって事で。
そんでもってアトリくんは、“あの人”が自分の為に鎧を作ってくれてるのを知ってて、だからアトリくんだけ、天魁星なのに空色のものを身に付けてない、とか。
12冊の書の中の人たちはもちろん、別世界のマリカも、空色のものを身に付けてますし、百万世界での天魁星は、空色の鎧(防具)を身に付けるのがお約束なのでしょうしね、きっと。
空色というにはちょっと青が強いけれど、クーガも空色といえば空色を着てるし。
……書に刻まれる遺志はどれもそれぞれの世界の天魁星のものだし(……の、はずだと思ってるし)、“猛き咆吼の書”が刻んだ記憶はクーガのものだったしって事で、私、フューリーロアの元の世界の天魁星ってクーガだったんじゃないかと思ってたりします。
──って、まぁ、話がだいぶ逸れましたけど、さて、オープニングアニメの天魁星(たぶん)です。
バッドエンドになる条件が、“星を束ねてぶつける”という方法を選択する事で、それを選択すると、主人公は確かに“一なる王”を倒せるけれど、その代わり自分が“一なる王”になってしまうというループな展開に、オープニングアニメの主人公のソックリさんは、最初思ったような主人公の前世ではなく、主人公が戦った“一なる王”なのではないか、と。
オープニングアニメでのセリフは、「星を束ねる」ではなく、「星の力を解放」ですけれど、そもそも、一度束ねなければ解放も出来ませんからねぇ……。
あのオープニングアニメで、天魁星(たぶん)を含む4人を残し、他の仲間たちは皆既に逝ってしまってたようですが、事切れる時に、それぞれの星の力を天魁星(たぶん)が取り込んでいれば(=事切れるその瞬間に、他の仲間たちが天魁星に自分に与えられた星の力を明け渡している)、「星を束ねる」事になりますから。
で、その方法を選択してしまったオープニングアニメの天魁星は、結果的にバッドエンド=目の前の“一なる王”を倒せた変わりに自分が“一なる王”となり、世界をひとつにする為に幾つもの世界を融合させはじめ、最後の最後、正しい方法で討たれた時に、天魁星であった時の記憶(正気、自我)を取り戻したのではないのかな、と。
で、どうしてオープニングアニメの天魁星(たぶん)たちと、主人公たちがソックリさんで描かれてるかってなると、それは、主人公が、“一なる王”に対抗出来る、恐らくは唯一の存在たる天魁星(=星を束ねるもの)であるが故に、“一なる王”になる可能性を孕んでいたからなんだろう、と。
まぁ、いずれにせよ、あれです。
帝国がホントに消滅しなかったとしても、バッドエンドの場合でも主人公が“一なる王”になっちゃう事はなかったとしても、私はきっとティアクライスを楽しんだに決まってますが(なんたってそんな展開になるとは思ってなかった時点でめっさ熱中してやってた)、
そういう可能性もあるだろうとは思ってたけど、まさかホントにやるとは思わなかった展開で、より一層、このゲームが面白いと思った事は確かですね。
特に帝国消滅には心の底から愕然としましたけど、そういう情け容赦のなさって、かなり気持ちいいものあったんですよね~……。
はい、ベルフレイドさんが故意に帝国を消滅させ、しれっと「残念です」みたいな事を言った時、すげぇ話だと思いましたわ……。























